ワケのわからなさを面白がるということ

8月、とてつもないギリギリメンタルで生き延びた。 なんでそんなにしんどかったんだろう?って思ったら、「夏休みが短すぎた」ということのダメージに尽きる。たぶん。 メンタルやられてる子どもたち3人を、ハラハラハラハラ見守ったりお世話したり、なだ…

カマキリ争奪戦

昨日、夫と私と娘で喧嘩になり、最終的にはあまりにもモメ過ぎて全員がふて腐れ、別々の場所で不貞寝をするという結末になったんだけど(娘はリビングのハンモックの中で寝たのを夫が運んできました)、朝起きたら「何であんなにモメたんだっけ???」って…

助走をつけて殴りたくなんかない

「ママ閉店」、見たとき、へーいいじゃんいいじゃん、ありじゃん、という気持ちと同時に、胸の奥底で「ザワッ」としたのは事実。 炎上するだろうな、っていう気はした。ただ、くだらないから追っかけてはいない。難癖つける方がおかしいし、認知が歪んでいる…

目盛りと境界

「優しさ」とか「親切」とか「困っている人を放っておけない」とかの、度合いというか目盛りの具合が、だいぶ狂ってるんだよなあ…とは、つねづね思っていた。自覚はしていた。 だけど、どこがどのようにおかしいのか、っていうことまでは考えられなくて、今…

ふれること、ふれられること

昨年夏、講座を聴きに行ったタッチケアセラピストの中島直子さんがfbでシェアしていた記事、すごく心に刺さったので…忘れないようにコピーしておく。 きっと、「ああ、何を言われてるのかすごくわかる」って感じてくれる人は多いんじゃないかと思う。 なん…

春が、また来る①

娘が、春から1年生になる。 そして1年生という区切りの年齢は、私と子供たちにとって、ひとつの大きな試練になるんだと思う。 長男のときも、次男のときも、「1年生」という時期はものすごい嵐だった。 心臓が握り潰されるような感覚を忘れることはない。生…

春が、また来る④

2年前の春に、一番目についた問題は、次男も娘も、おもに怒りの感情の抑制がまったくできない、ということだった。 でもそれは、今だから振り返ってそう分析できるのであって、当時は、その2人の問題の根っこが同じだとは思っていなかったし、ましてやそれが…

春が、また来る③

1年生の3学期をほとんど登校できないまま、次男は春休みを迎えた。 担任が何度か家庭訪問をしてくれたり、クラスの子たちから誕生日の寄せ書きを貰ったり(次男は3月生まれ)、そのたびに次男は「明日は行く」「明日は頑張る」と言うものの、朝になると泣い…

春が、また来る②

次男は、何の問題もなく1年生になり、毎日、本当に楽しそうに学校に通っていた。 3月生まれのせいか、喋り方も舌っ足らずで、ちっちゃい身体をランドセルに潰されそうになりながら、頑張っていた。 長男の毎日が相変わらず問題ばかりで、目を離せないのに比…

次男の課題、私の課題

次男の強烈な顔面チックは、唇のあたりがブルブルっと震え、そのまま鼻と目が同時にビクビクと痙攣し、最後は眉とおでこのあたりがコントロールできない風に繰り返し歪む、というのを何秒かごとに繰り返す、というもの。 あまりにも風貌が異様に痙攣するのと…

「可愛いから怒るんだよ」という呪い

娘の「荒れ」は、少しずつ、少しずつ、凪の時間が長くなってきた。 今年に入ってからは、春に1度、夏に1度、激しい爆発があったけど、それも去年に比べたら全然可愛いもんだったし、時間もごく短かった。 怒りと悲しみの狂乱状態から、普通のモードに戻るま…

課題の分離

他人を変えることはできない。 他人を動かすことはできない。 変えられるのは、いつも、「自分」だけだ。 何度でも何度でも言い聞かせる。忘れてしまうから。何度でも。 他人を変えることはできない。 他人を動かすことはできない。 他人の言動が気になって…

Power of touch講座 中島直子さんと私①

直子さんに会ったことは、一度しかない。 知り合ってから10年になる。その間、いつも、心のどこかに、ずーっと直子さんの存在はあった。 でも、実際に、たとえばメールをやり取りしたり、電話で話したり、会ったり、SNSで繋がり続けていたり…ということは、…

学校公開

今日は、学校公開だった。 久しぶりに、授業を受けている次男(小3)の様子を見た。 去年の2学期までは、母子同伴登校で、びっっっしり教室に付き添っていて、付き添っているのに教室に入れなくて…ということもしょっちゅうだった。 3学期は、付き添いを一…

憎しみを抱くことは怖くない

子どものことを、可愛くない、憎い、顔も見たくない、消えてほしい、ってギリギリギリギリ奥歯を食いしばりながら必死でそれらの気持ちを殺して、何とか地獄の底から這いあがってきたような1年だった。今、次男にも娘にも、そういう気持ちを抱くことは、ない…

続いていくということ

結果論でしかないんだけど、次男の不登校状態が1年にも及んだのは、きっと、どこかで対応を間違ったんだろうなと思う。 たぶん、初期の段階。 でも、1年もの長期に及んだことで、そのことでしか気づけなかったこと、得られなかったこと、見えなかったこと…

ごっこ遊び

娘がこの頃、かくれんぼをせがむ。 すきあらばかくれんぼしている。 しかも、すぐに見つけちゃダメで、いろんなところをあれこれ探して、どこかな~どこかな~ってやらないと、満足しない。 「ウッフフフ」っていう笑い声とか、「ここだよー!」っていうヒン…

同化してくる親

「次男が学校に行けないときに、(親は)がっかりしなくていい」っていうことを意識するようにしたら、朝、起こすときの悲壮感が無くなった。 さらっと声をかけて、起きなかったらまた何度か声をかけて、それだけでいい。 あんな大声で何十回も呼び続けなく…

先取りしない

カウンセラーさんに言われたこと。 「柚子さんは、子供の感情や行動が読めてしまう。そのことは、『分析』としてとても大切です。ただ、分析した上で、『手助けはしない』。それが理想です」。 すごくよく理解できた。 子供には、子供の苦しみを、苦しむ権利…

自他を切り離す

不登校状態の次男は、朝、起きない。 起こしても起こしても、起こしても起こしても起きない。こっちの心がくじけて、根負けするのを待っているかのように、起きない。 寝たふり、ではなくて、覚醒しない。 毎朝、定刻に私は、ため息をついて、一度しゃがみこ…

「甘え」ネガポジ論③

子供達との関係について、スクールカウンセラーさんに言われたこと。 要するに、子供は、「親に見捨てられたくない、見放されたくない」と思っている。 そういうときに、ネガの甘えの方を親にバーン!とぶつけて、それをがっちり受け止めてもらって、「それ…

「甘え」ネガポジ論②

夫は、子供たちと、よく遊んでくれる。 子供たちがもっともっと小さい時から、それはそうだった。おむつ替えやお風呂なんかも、やってくれた。 夫本人は、「俺は育児してる父親だ」「家庭に関わってる方だ」って思ってただろう。 そして私も、実際にそう思っ…

「甘え」ネガポジ論①

「甘えるのが苦手だ」って、自分のことを、ずーっと思ってきた。そういう自覚はあった。 でも、その「甘え」に、ネガとポジの2種類があるっていうことを、「はっきり言語化して」認識したことはあまりなかったかもしれない。つまり、「ネガ」の方の甘えにつ…

親のこと

私自身の親に対する、抑圧され続けたことによる「思い込みの親愛の情」から一転して、恨み、憎しみ、怒り、などがぶわーっと噴き出してきて、噴き出し続けて、茫然としていた状態から、さらに一周して、最近は別の思いに辿り着いた。 親も、苦しかったり辛か…

落胆の理由

次男が学校に行けないと、ものすごく落胆してしまう。 そして、その落胆はどうやったって次男に伝わっているし、浴びせてしまっている。 次男はきっと、親をがっかりさせているダメな自分、と思って、自分のことを責めているし罪悪感を募らせているだろう。…

試し行動

今、私は別の部屋にいるんだけど、リビングで、夫が次男に詰め寄ってるのが聞こえてくる…。 すごい不毛な言い合いをしている。 「言い合い」になる時点で、ダメなんだよ。 親だと思われてないんだな。私たちは、親だと思われてなかったし、それに足るだけの…

恨みの蓋

子供への対応をめぐって夫婦で意見が分かれ、どうしてそんな対応になるのか?っていうことを掘り下げて行ったら、「私は自分が甘えさせてもらってないのに子供ばかりズルい」って気持ちがある、ということに行き当たった。でもほんとはわかってる、子供に言…

再登校

今朝、次男が登校したのだ。 でも、ギリギリで、無理やりで、よっぽど「そんなにつらいなら今日は休むかい」って声をかけてやりたかった。 その方が私も次男も楽だと思った。 でも心を鬼にして…送り出した。 送り出した後、小さな背中が可哀想で、闘ってるだ…

夫の蓋

「夫」と「子供の関係」って、私にはどうすることもできない。だって私の問題じゃないから。 そして私は心理学のプロでもコーチングのプロでもなく、ただの妻で母だから、どうしたらいいかとかこうするべきとか、言えないし、言う立場にもない。 でも、問題…

夫婦喧嘩

昨日、夫と喧嘩。まさに「喧嘩」としか言い様のない、くだらない、些細な、ぶつかり合いをした。 長いつきあいの中で、夫があんなくだらないことで「キレた」のは初めてだった。 いいことだなと思った。もっと私たちは、感情的に、ぶつかり合わないといけな…