先取りしない

 カウンセラーさんに言われたこと。

 「柚子さんは、子供の感情や行動が読めてしまう。そのことは、『分析』としてとても大切です。ただ、分析した上で、『手助けはしない』。それが理想です」。

 すごくよく理解できた。

 

 子供には、子供の苦しみを、苦しむ権利がある。


 そして私は、子供がしっかりと苦しんでいるのを、見守って耐える義務がある。

 それは責任でもある。

 子供が何でモヤモヤしているかが見えるからといって、わかるからといって、そしてそれを言語化することができるからといって、やってはいけない。 


 これからは、やりそうになったら「がまん、がまん、がまん」って10回唱えることにする。

 手出し、口出しは減ったけど、「子供のモヤモヤした気持ちをすぐに言語化する」のは、よくないと思ったことすらなかった。

 なんかこう、何でもかんでもすぐに言語化するのをやめたい。

 どーしたらいいの。写真でも撮るか。絵か。歌か。 


 たとえ何をしている時でも、頭の中で絶え間なく言葉が鳴り響いていて、どんどん勝手に思考が整理されて行ってしまうのだからー。なんかこう…、肉体を酷使するようなことがいいのかも。そしたら頭の中のおしゃべりが黙るかも。

 筋トレだろうか。